ナミエガエルが静かにしている

ナミエガエルが静かにしているです。

初めてのスタンプの人

初めてLINEに招待した人との新鮮なやりとりです。


「きたきた!こーゆーこと?」
「そうです」


「ん?テキストとスタンプは同時に入らんのかな?」
「入るよ」


「これか?」
「それ絵文字」


「じゃ、そっちから入れてみて」
「さっきから送ってるけど、あれ?出てない?」


「出てないよ。あーそーゆーことか。テキストを先入力してスタンプ選択で二行同時書き込みね。おっと、送った途端既読!」
「スタンプ早く!」


「ミスった…おっあるじゃん。娘の格好のオモチャになりそうだなぁ」
「いま実家で姪っ子にいじられてへんな設定にしたまま帰ってったよ。あとわかんない。このままで大丈夫かな」


「そっちからのスタンプが、変態みたいな奴ばっかだけど設定のせい?」
「この変態センスは姪っ子のせいだよ。ところで、LINEやったとたんに友達たくさんきたでしょ?」


「オレともだちいないから」
「ガーン」


「ってのアレでアドレス帳へのアクセスを拒否したからね。今のところあんただけヨ」
「なんだ、そういうことね」


「お寿司のスタンプは気にしないでください」
「ん?」


「ごめんごめん、娘がいじった」
「そういうことね。女の子、スタンプ好きだもんね。姪っ子は続けて30個くらい送ってきたよ」


「パパに返信してと言われました」
「どうもありがとう~!」